1922年(大正11年)、旧松山藩主の子孫が別邸として建てたルネサンス様式の洋館です。
この建物の裏に夏目漱石が正岡子規と同棲していたという愚陀仏庵があるそうで。夏目漱石の下宿先に正岡子規が居候してきたようですね。
2010年の豪雨で土砂災害に遭い全壊したそうです。跡地には何もなかった。恐ろしい。
夏目漱石の最初の下宿先はコーヒー屋さんになってました。
萬翠荘は様々な使われ方をしてきたようです。戦後は米軍将校宿舎、家庭裁判所、県立郷士芸術館を経て、昭和54年に県美術館文館となりました。
現在は、美術館文館の幕を閉じ、民間企業が管理運営しています。
踊り場にあるステンドグラスは木内真太郎の作品です。
総面積は887.58㎡で地下もありました。愛媛県では最も古い鉄筋コンクリート造り。西洋建築の多くは左右対称ですが、萬翠荘は日本人のアンバランスの美意識を取り入れて構成されているそうです。
後の昭和天皇が宿泊された際に、こちらのお席に座られて朝食を召し上がったと。座ってもいいみたい。
鮮やかな青色でした。
開館時間9:00~18:00(イベントなどにより時間を変更するこも)
休館日月曜日(祝日の場合は開館)
駐車場約20台
〒790-0001 愛媛県松山市一番町3丁目3-7
電話番号089-921-3711
愛媛県庁の隣です。
こういう館に招かれたいです。