扇日記

着物好きの日記です。

植物の力で毛細血管を強くしたい

自分の毛細血管は大丈夫か

私たちの体内には隅々まで血管が張り巡らされているわけですが、血管の約90%以上は、太い血管から枝分かれした毛細血管です。

 

この毛細血管は髪の毛の10分の1の太さしかなく、20歳をピークに減少し始め、40代半ばを過ぎると次々と活動停止。個人差はありますけどね。60代になるとピーク時に比べて30%から40%も減少するそうな!

 

最近目が疲れていませんか

食生活の乱れやストレスなどにより、血液の粘度が上がったり、筋肉量の低下で血流が滞ったりすると毛細血管は損傷します。するとすぐ無機能状態となり消滅してしまうそうな。

無機能血管、それは毛細血管のゴースト化と言えます。

この現象が起きると体の冷えや、シワたるみなどの肌の衰え、目の疲れなどとなって現れてくるのだそうです。

毛細血管力チェック

日本アロマ環境協会【機関紙】2018No.90で特集されていたチェック表をやってみると。

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3つ当てはまったかな。チェック数が3つ以内ならばゴースト化の可能性は低いと言えるようです。

 

チェックが4、8だった場合は毛細血管の状態が悪くなり始めていると!特に喫煙習慣がある人や食生活が偏っている人はすぐに生活習慣を見直した方が良いということです。

 

チェックが9以上はゴースト化が進行している可能性も大きく、放っておくと毛細血管の力はますます弱まり、全身の様々な不調を引き起こしてしまう可能性も。

 

毛細血管のゴースト化はなぜ起こるのか

毛細血管の形状に関係があるようです。そもそも血管は二つの細胞による二層構造になっていて、互いにサポートし合って安定した形状を保っているそうなんです。

知らなかったなー。

ところが、老化やらストレスやら睡眠不足やら運動不足やら、あと活性酵素などの影響を受けると、毛細血管はダメージを受け、二つの細胞の片方、血管の外側にある壁細胞が剥がれてしまうんだと((((;゚Д゚)))))))

毛細血管は、栄養を細胞に届けるためにところどころに小さな溝があります。損傷するとそこに隙間ができ、栄養分や水分、老廃物も少しずつ漏れ出し、損傷部分よりも先の毛細血管には栄養が行き届かないため、次第に消滅しゴースト血管に。

さらには老廃物も回収できずリンパ管の機能も低下していきます。老廃物が血管から染み出し、体内に蓄積、様々な不調を引き起こす、というわけです。

 

傷ついた血管の壁を修復するには

血管修復の救世主「Tie2」がカギ

Tie2(タイツー)活性というのがカギとなるそうです。

健康な毛細血管の外側の壁細胞からは「アンジオポエチン-1」という物質が分泌されています。

この物質が血管の内側の壁の内皮細胞にある「Tie2」という受容体を活性化することで、内側と外側がピタッと密着するのです。

剥がれそうな血管を補強したり、毛細血管自体を強く丈夫にする働きをします。

「Tie2」を活性化させるには「アンジオポエチン-1」の分泌を増やすか、「アンジオポエチン-1」に似た物質を補うことが必要になってきます。

“植物の力”が毛細血管を強くする

近年、この「アンジオポエチン-1」に似た働きをする成分が植物に多く含まれていることがわかってきたというのです。

身近なところでは、「シナモン」「ルイボス」(^^)

よく聞き名前だ!

「ヒハツ」「カリン」「月桃葉」「サンザシ」「スターフルーツ」などにも「Tie2」を活性させる効果があると言われているそうです。

お茶やスパイスとして利用されていますので、生活の中で取り入れやすそうですね。

サンザシならば漢方薬膳でよく出てきた食材です。

ルイボスティーにサンザシを入れて飲んでみようと思います!