コロナ禍の今にエヴァンゲリオン観るとすごいシンクロするんですけど

金曜ロードショーでシン・エヴァンゲリオンTV版:破をやってましたよ

数年前に映画館で観たなー。なつかしー。地上波用みたいだからちょいちょい記憶と違うところがある。カットされてるのかな。

 

コロナなんて全然なかった数年前に見たときの印象とはだいぶ違うんですけど。

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シン・エヴァンゲリオン劇場版は初代の新世紀エヴァンゲリオンを観てないとわかりづらいかも

庵野監督は初めてみる人でも楽しめるように、

世界観を変えて面白いところは凝縮して新しいエンターテイメントとして作ったらしいですが、漫画とかアニメだったころとか旧作の映画を見返して予習したり、何回か観てたりするとより面白く観れると思います。

シン・エヴァンゲリオンは登場人物たちがよく喋るので、旧作のエヴァンゲリヲン新劇場版よりはわかりやすく描かれていると思います。

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初めてテレビで放映されたとき、地元でリアルタイムでは見てなかったと思うけど社会現象になったはず。私はまだ小学生だったかなぁ。

 

今回観たエヴァ:破は共感したり考えさせられるところが多かった

数年前に映画館で観た時は、アクションシーンが強烈すぎてキャラクターの人間ドラマやセリフなどスルーしてしまった感があったけど、(あと綾波レイの変わり様にびっくりしてた)今回お家で観てみたら、グッとくる台詞やそーだなぁなるほどーと感心させられる台詞、最近自分自身や身の回りで起こった出来事、見聞きした他人の言動に照らし合せて考えて物語の世界観にシンクロ(同期、共感)しました。

 

 

式波アスカ・ラングレーが葛城ミサトの部屋に居候するために、荷物の置き場のことで文句を言ってる時に「日本人はほんと危機感なさすぎ。鍵のない部屋でよく寝れるわね。」とかなんとか言っていましたね。

これは今の緊急事態宣言下の日本のことを言っているような気もするし。

その他アスカのセリフには納得する部分がよくありました。例えばシンジの作ったお弁当をレイが食べない時、「お肉食べないの。」とレイが言うと、生き物は命をいただいて命を生かしてると言い、「せっかくの命なんだからもれなく食べ尽くしなさいよ。」とレイに説教みたいなことするのです。なるほど~。食品ロスって前から問題だし、今は会食が自粛傾向にあって高級食材も行き場を失って、食べてもらえず廃棄とかなってるし。

アスカにしては捻くれてない発言だ。

 

レイも興味深いシーンがありました。

碇ゲンドウに他人と共にする食事は楽しいか、と聞いていました。

あーなんだかお店でみんなと気兼ねなく食事していた頃が随分と昔だった様に思われる。飲食店の閉店が相次いでいると聞きます。人が人を思って試行錯誤して築き上げた食文化とは尊いものです。美味しいお料理を提供してくださる方々に感謝です。

 

それからちょいネタバレになりますけど、アスカが3号機に搭乗する前のミサトとのやりとり。

アスカの孤独、拒絶、でも人と話すって楽しいなとわかったと言うシーン。

アスカに言わせれば、エヴァに乗れればいい。ネルフにいれば一人でも食べていけるし。みんなと食事なんて苦手。人の幸せそうなところを見るの嫌だし。人に合わせて楽しそうに振る舞う必要もなし。もともと一人が好きなんだし。

 

コロナ前でこのシーンを観た時は、アスカという人はなんや寂しい人やなーという印象。だいぶ寂しい人。旧作よりはだいぶ素直になりましたが、エヴァに乗って認められるだけの人生を14歳から選ぶなんて過酷、と思っていましたが。

 

それが今回、コロナ禍の今観たら、めっちゃわかるやんけ〜。

人との食事は大切よ。でもそんな頻繁にせんでもよかったのよ。強制的に食事に行かんでもよかったのよ。ぶっちゃけ人の幸せそうなところを見るのも聞くのもみんな嫌じゃない?人に合わせようとして他人軸で生きると他人のせいにしだすし、一人で食べていける自立はすごいことだし、一人が好きってごくごく普通なこと。

行きたくない会食がすっかりなくなって、断る手間もはぶけて楽~。

コロナウイルスが蔓延する前は、一人が好きということがあまり歓迎されなかった生き方であったように思えますが、今となってはアスカのこの自己開示のシーンは共感する部分があってホッとしましたよ。

 

 

アスカ・ラングレーというキャラクターは旧作でも新作でも、一番人間味があり、現実的で一番私たちに近いように描かれていると思います。キャラクターの生い立ちは非現実的ですが、性格も異常なところはありますが誰でもアスカの気持ちになったことはあるんじゃないかなー。

 

 

責任を持つということ

 私にとっては今回のエヴァ:破は、自分で考えることを放棄しないほうが良いということを教えてくれました。

シンジが使徒に浸食された3号機に首を絞められるが、戦おうとはしなかった。それで初号機の主導権を本部にとられるわけですが、あーーシンジが頑張ってエントリープラグだけ引っこ抜いてたら、3号機もあんなひどいことにはならなかったのでは。ギリギリまで頭使って考えてたら状況は変わっていたか、変わらずに友達を自分の手で殺してしまったという事実を受け入れないといけなくなったかもしれないが、悲しみを他人のせいにはしないはず。そっちの方が立ち直りは早いはず。

 

結局、ダミーで初号機を動かすことを支持したゲンドウに怒りをぶつけ、エヴァに乗ることに失望。シンジもへそ曲げないで、エヴァから逃げることをせず最初から出撃していればレイも自爆しなかったのでは!

 

その点葛城ミサトは、ゲンドウ不在の中独断で無茶な作戦を遂行し、エヴァに損傷を負わせたことをすべて自分の責任だと報告しています。

大人とは責任をとることだな…。

こういう場面を最近職場で見たぞ。環境のせいや他人の行動に失望してただそこから逃げる。私自身も似たようなことあったなぁ。

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そして終盤、セカンドインパクトの続きか

アスカは助けなかったが、レイは自らの意思で助けたシンジ。そのままエネルギー体へ。

初号機をセカンドインパクトのトリガーにしてしまった。この時リツコが、「この世界の理を超えた、新たな生命の誕生…その代償として、古の生命は滅びる。」と呟いています。

 

まさかコロナウイルスが新しい命の誕生か。今のこの状況を戦争みたいと表現する人もいますが、セカンドインパクトと言ってもいいかも。ウイルスがそのまま世界を飲み込むのか。それかウイルスがはびこり、生活を対応させるべくAIが進化して私たち古の生物は滅びる。

なーーんて、想像が膨らみますな。

 

次週はQが放送ですね。この回はますますわけわからんかったですけど、(マリの存在とか)今観るとまた新しい発見がありそうで楽しみです(^∇^)