扇日記

着物好きの日記です。

冬は腎が痛む (冬に良い薬膳茶を作る)

昨年は着物を自分で着ようと思いたち、母に手伝ってもらいながら練習しました。

それから煎茶のルーツである中国茶を習ったり、ちょっと飛躍して薬膳茶も勉強中です。

普段は美術に関わっていますが、これから建築にも足を突っ込むことになりそうで、こちらも勉強中。

 

こんな私も30代半ばとなりました。

 

今の私に必要な薬膳茶とは

新年からやること山積み。寒いので体調を整えていかないと。

 

そう寒い。

今は冬です。

 

漢方では五臓六腑の働きがバランスを崩している状態を病気と呼ぶようです。

その病気となる要因は外的要因と内的要因と不内外因の3つであると言われています。

外的要因

人の体の外、外部環境には気候の変化などの刺激がありますが、自然界において正常な状態で存在する気候の変化を「六気」と呼びます。

六気(りっき)=「風」「暑」「湿」「燥」「火」

 これ自体は人体には無害なのですが、過多や不足によって気候のバランスが崩れると人体に襲いかかってくる「邪気」となります。

 

病気が引き起こされる、つまり気候の大きな変化が病気の原因としてとても大きなファクターを占めているというわけです。

 

体の不調を起こす状態になった時点で「六淫の邪気」となります。

「風邪」「寒邪」「暑邪」「湿邪」「燥邪」「火邪」

この六淫(りくいん)の邪気はそれぞれ異なった性質で、現れる季節や、体内への侵入経路、体への伝わり方、症状が違ってくると言われます。

 

この中で冬に襲ってくることが多いのが「寒邪」

 

私は冷え性ですし、寒いの嫌いだし、五臓のどこが弱っているかチェックをすると「腎」「脾」にダメージが多くある結果になりました。

 

寒邪にやられたら

たしかに冬になってトイレが近くなったと感じています。腎臓の働きが低下している証拠です。

2、3年前は冬の寒さに適応できなかった。寒すぎて生活自体が滞る感じでした。

冬に該当する五臓が「腎」です。

 

それから胃もたれ、胃がムカつく。秋頃から吐き気もあった。ちょっと冷えるとすぐお腹が緩くなります。生理も不順で(今日からまた生理っぽいし)腰がひたすら痛いです。

 

そんな私は、

黒ごま、甘草、ハトムギ、社仲葉茶、白木耳で薬膳茶を作ってみました。

(これに+ジンジャーも入れて作ってみました。)

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むくみがひどい時はベースとなるお茶を麦茶とウーロン茶を混ぜたものにするんですって。

 

食べ物は黒いものが「腎」が弱っている人を助けるようです。例えば黒豆、黒米。これは「脾」にもいいみたい。

「脾」を助ける食べ物は黄色。大豆やサツマイモ、芋類がありますね。

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うーん、漢方薬膳の考え方は難しいですね。五行説とか五運六気とか風水や占いにも通じていきますので、中国の思想の原点がわかってないと、薬膳を作る楽しみは味わえないような気がします。

 

あ~とにかく冬は「防寒」。あとはよく寝ること。これも重要な中医学の治療薬です。