扇日記

着物好きの日記です。

和精油のクロモジとは

クロモジって茶道に出てきますね。お菓子を切り分ける時のお道具。

煎茶では懐紙と共に取り出して、懐紙にお菓子を乗せてその上で一口サイズに切り分けます。

f:id:yukinosita-tamasudare:20201102214533j:plain

栗羊羹

 

アロマテラピーではクロモジはどのような作用をするのでしょうか。

クロモジ

香料や民間医療に活用されてきた

 本州をはじめ、広い地域で自生しています。

枝葉には芳香があり、その香りで口内を浄めるとされ、小枝からは楊枝が作られてきました。(だから茶道のクロモジになったんだな。)

戦前は伊豆を中心にクロモジ油が深油され、石鹸や香粧品の香料にも利用。

f:id:yukinosita-tamasudare:20201102214406j:plain

クロモジの開花

 

クロモジの葉を焼酎に漬けて、湿布のように使うこともあったそうです。枝葉以外もさまざまな用途があり、根皮は脚気時に内服するなど、人々の生活に幅広く活用されてきました。

精油の特徴

精油成分はクロモジの個体や生育する地域、季節によって香りや色が異なります。

私は嗅いだことがないんですが、全体的に落ち着きのある甘い芳香らしいです。

 茶道のクロモジも良い香りがするのだろうか。

 

 

公益社団法人 日本アロマ環境協会【機関誌】AEAJ No.76参照