茶道にアートに〜雪ノ下たますだれ〜

煎茶道時々アロマ 美術や自然のことなど好きなことを綴ります(日本アロマ環境協会(AEAJ)アロマアドバイザー センセーションカラーセラピスト)

清狂草堂で文香体験

山口県の大畠というところに清狂草堂はあります。

どういった建物かというと、月性(げっしょう)さんというお坊さんが幕末に建てた塾です。

 

幕末の山口県の塾というと松下村塾が有名でしょうね。清狂草堂は知名度が低いですが月性は吉田松陰の先生です。

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また高杉晋作が作った奇兵隊の元を作った人とも言われています。

詩人としても優れていて、

著作の清狂吟稿の中に、漫画ルーキーズでちょっと有名になった男子立志の詩が書かれています。

■(書き下し文)将に東遊せんとして壁に題す二首

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 二十七年雲水の身

又師友を尋ねて三津に向かう

児鳥反哺(じうはんぼ)応(まさ)に日無かるべし

別るるに忍びんや北堂垂白(ほくどうすいはく)の親

男児志を立てて郷関(きょうかん)を出づ

学若し成る無くんば復還らず

骨を埋むる何ぞ期せん墳墓の地

人間到る処青山有り

 

■訳

二十七歳となった今でも

まだまだ学ぶことがたくさんあるので、

こうして先生や友達を訪ねて大阪に向かう。

今日まで、勉強のためとは言っても、歳を取り、

白髪交じりとなった母をおいて、遠くの所ばかり行っている自分を思うと、

不幸の罪を感じずにはいられない。

しかしながら、

国を守る強い思いを止めることは難しく、

男子たる者、一旦志を立てて故郷を出るからには、

学業をやり遂げるまで、ここに帰らない決意である。

骨を埋めるのにどうして故郷の墓地に執着しようか。

世の中には、

どこへ行っても骨を埋める青々とした墓地があるではないか。

そこに埋めてもらえれば十分である。

 

松蔭と月性、萩で出会う

月性は山口県の東側の端っこに生まれ、松蔭は萩で生まれていますので、遠く離れていますが月性の叔父さんが萩でお坊さんをやっていて、その叔父さんに会いにいっていた時に萩の人と交流があって、その時に松蔭の兄、梅太郎と出会ったらしいのです。

叔父や松蔭の兄弟の縁が絡み合い、どこかのタイミングで、後の長州藩二大思想家は出会ったのでしょう。

年齢的には月性の方が松蔭より13歳年上です。ある時は兄としてある時は友として、交友が続くのですが、松蔭は野山獄中に囚われてしまうので、その間は文通だけ。

 

月性は安政5年(1885年)5月10日、42歳の時に病死します。安政の大獄が起こる4ヶ月前のことでした。

 

実際に二人が会って言葉を交わしたのは1年半未満と言われています。

 

今ならオンラインでダラダラと喋ってしまえるのですが、こんな短い期間で幕末維新の礎が固まったというのですから、なんか人との結びつきって時間じゃないのですねー。

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茅葺屋根の小さい塾で文香体験

文香というのは平安時代からあるみたいですが、今回は現代版にしおり袋のようなものに、お香を乳鉢で砕いたものを入れました。

 

 

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外国のサシェみたいなものですかね。

平安時代は和紙に練りこんで香り付けして手紙にしたとかなんとか。

 

300円で2種類作れます。30分ほどで出来上がります。

私はヒノキとライラックを選びました。

ライラックってなんだろう。アロマテラピーの精油にあったかなぁ。不安を和らげてくれる優しい香りと説明がありました。

 

エッセンシャルオイルと違ってむわぁと広がる神秘的なお香の香り。大好きです。

 

お茶のお稽古の懐紙に入れとこうかな。

 ↓↓↓これおもしろいですね。紙のお香ですって。