茶道にアートに〜雪ノ下たますだれ〜

煎茶道時々アロマ 美術や自然のことなど好きなことを綴ります(日本アロマ環境協会(AEAJ)アロマアドバイザー センセーションカラーセラピスト)

アクリル絵の具ってなに

アクリル絵の具の特徴は、重ね塗りができるところ、です。
草間彌生さんはこの特性を生かして、花弁が複雑に重なり合った想像の花を描いています。

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草間彌生 A FLOWER

では、どうしてアクリル絵の具は重ね塗りができるのでしょうか。

全ての絵の具は顔料と展色剤とを練り合わせて作られている。

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アクリル絵の具の展色剤はアクリル樹脂を乳化したアクリルエマルジョンです。
この絵の具は乾燥するとアクリル分子同士が結合し皮膜をつくります。
なので乾いたらカチカチになり、水に溶けなくなります。なので衣類に付いたらおちませんし、アクリル絵の具を使ったあとの筆を洗わず放置すると固まってしまいます。

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アクリルエマルジョン

金属、コンクリート、ペットボトル、ガラスなど様々なものに描くことができます。

アクリル樹脂はプラスチック

プラスチックの中で最も耐久性に優れ、なおかつ美しい透明性を保った素材です。
水族館の大きな水槽。厚さは50㎝くらいあるのにとてもクリアです。

それに乳化剤を混ぜる。→アクリルエマルジョンとなる。
アクリル絵の具は乾いた時と濡れている時で色が違うのは、どうもここに理由があるようです。
エマルジョンは通常は乳白色の液体ですが、乾くと透明になる性質があるのです。

水彩絵の具には毒性がない

昔テレビで、虫を使った実験をしている番組を見たことがあります。
その時にほかの虫と区別したり、グループにしたりするために虫に直接絵の具を塗っていました。(ハエだったかな。コオロギだったかな。)
水彩絵の具には毒性がないので、という説明がされていたのを覚えています。



それにくらべてアクリル絵の具の中身はプラスチック。皮膚につくには大丈夫そうですが、誤飲したら危なそうですね。
水に流して筆を洗ったりパレットをきれいにしたりするのは、あまりよろしくないのかしら。
高校生のころの美術の先生も、アクリル絵の具をあまり水に流すなと仰っておられたので、私は無意識にペーパーパレットを使っていますが。