茶道にアートに〜雪ノ下たますだれ〜

煎茶道時々アロマ 美術や自然のことなど好きなことを綴ります(日本アロマ環境協会(AEAJ)アロマアドバイザー センセーションカラーセラピスト)

中原中也記念館

7月12日に山口市の中原中也記念館に行ってみました。今の時代のことを言っているのかなと思えるような作品がありました。

 

「青の瞳」

青い瞳 (中原中也)

 

「青の瞳」の「冬の朝」がパネルになって展示されてて、読んでみたら総毛立つ感じでした。

多く笑っている人=幸せな人、がマウントとってる様子が頭に浮かびました。SNSの幸せアピールのような。

 

笑ってる余裕などないのに、笑いたくないのに、笑ってないといけないし、自然に無意識に笑って対応している自分。笑ってごまかしている自分。

本音を言葉にできないで、顔で笑顔を作る嘘の自分の情けさをこの詩が共感してくれたような。

よく人のこと見てるなー。

と言いつつ、私もあらゆることが心に沁みない人間になっている。

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それから、中原中也は結核で夭折していますが、病床のおりに死に対しての渦巻いた思いを作品に込めていることが多いのですね。

不気味で理解できない詩もあり、ちょっととっつきにくかった中原中也。

社会や常識や多数派から離れている孤独な自分、生から引き離され、

未知なる領域が忍び寄ってくる恐怖におののく自分。なんだかとても共感してしまった。

あんなに短い文章の中に、的確に言葉を選んで組み合わせて自分の心を洗いざらい吐き出す詩という芸術はすごいなぁと思いました。どの一文も無駄ではなく、ほかにはないほど適した言葉や文を置いていく。

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文学って不思議ですねー。